| 大凜山 稟 東三段目十五枚目 (だいりんざん りん) | |
| 所属部屋 | 荒汐 |
|---|---|
| 本名 | 丸山 凜 |
| しこ名履歴 | 大凜山 |
| 生年月日 | 平成15年9月17日(21歳) |
| 出身地 | 愛知県北名古屋市 |
| 身長 | 182.2cm |
| 体重 | 142.7kg |
| 得意技 | |
| 初土俵 | 令和四年三月場所 |
| 最高位 | 三段目十九枚目 |
令和7年夏場所 東三段目15 大凜山稟 2勝3敗
1日目 寄り切り 西三15 魁郷 0勝1敗 (3勝2敗) 1-0
4日目 押し出し 西三14 西御許 1勝1敗 (3勝2敗) 1-0
5日目 突き落とし 西三12 海真 3勝0敗 (4勝1敗) 0-2
7日目 押し出し 西三17 悠錦 3勝1敗 (3勝2敗) 0-1
9日目 押し出し 西三11 天惠 3勝2敗 0-1
11日目 西三13 豪白雲 2勝3敗 0-0
令和7年春場所 西幕下55 大凜山稟 3勝4敗
2日目 叩き込み 東下55 家島 0勝1敗 (2勝5敗) 1-0
4日目 押し倒し 西下56 隈ノ竜 1勝1敗 (3勝4敗) 1-0
5日目 送り出し 西下54 閃岳 2勝1敗 (5勝2敗) 1-0
7日目 突き出し 下60付出 五島 4勝0敗 (6勝1敗) 0-1
10日目 寄り倒し 東三1 千代大牙 4勝1敗 (5勝2敗) 0-1
12日目 寄り倒し 東下57 靍林 4勝2敗 (4勝3敗) 0-1
14日目 押し出し 西下52 時天嵐 4勝3敗 0-2
令和6年九州場所 東三段目45 大凜山凜 5勝2敗
1日目 押し出し 東三46 琴羽黒 0勝1敗 (3勝4敗) 1-0
4日目 押し倒し 西三47 錦乃竜 1勝1敗 (3勝4敗) 1-0
6日目 押し出し 東三49 旭水野 3勝0敗 (4勝3敗) 0-1
7日目 押し出し 東三47 坂井 2勝2敗 (2勝5敗) 1-1
9日目 押し出し 東三48 津軽海 3勝2敗 (4勝3敗) 1-1
12日目 押し出し 西三40 麒麟龍 4勝2敗 (4勝3敗) 1-0
15日目 叩き込み 東三30 海真 6勝1敗 0-1
大凜山の最近の取組をざっくり整理
※ 添付頂いた10本(’25年3月場所と5月場所)をフレーム単位で確認し、 勝敗別に特徴を抽出しました。
| 日付 | 相手 | 大凜山の決まり手 | 取口メモ | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 3/01 家島 | ● | 寄り倒され | 右張り手→押し込み失敗。いなし→腰が浮いた | 6.1秒 |
| 3/04 隈ノ竜 | ○ | 張り差し→押し倒し | 右張り手で顔を跳ね上げ、左前まわしを与えず押し込み | 4.3 |
| 3/05 閃岳 | ○ | 張り手連打→突き出し | 3発目で顔を切り、距離を保って一直線 | 3.8 |
| 3/07 五島 | ○ | 張り差し→もろ差し→寄り切り | 張った直後に肩口を当てて潜り込む珍しい形 | 5.5 |
| 3/10 千代大牙 | ● | かわされて叩き込み | 張り手を読まれ、踏み込みが浅く前傾に | 1.9 |
| 3/12 鶴林 | ○ | 張り差し→上手出し投げ | 張り手フェイントで右上手、すぐ投げ | 5.0 |
| 3/14 時天嵐 | ○ | 張り手→突き落とし | 左足を踏み替えてからの横振りで崩す | 4.2 |
| 5/01 魁郷 | ● | 押し返され寄り切り | 張り手を肩で殺され、胸を合わせられた | 7.4 |
| 5/04 西御許 | ○ | 張り手→土俵際はたき | 相手の引きに合わせカウンター | 3.1 |
| 5/07 魁郷 | ○ | 張り手→はず押し→押し出し | 同じ相手にリベンジ。張り手直後に両はずで頭を起こす | 5.6 |
勝ちパターン 7/10(70 %)が「初動右張り手」→距離を空けて押し/横振り。
負けは “張り手を読まれた時” と “一気に中に入られた時”。
勝ち越すための対策
| フェーズ | 具体策 | 技術的理由 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 立合い | ① 右前腕で “楔(くさび)” を作り額から当たる (★張り手ラインを低く潜る) | 大凜山の張り手は顔面3 cm上あたりを狙う。頭を低く/前腕を縦に立てると手の平が滑り肩に当たるだけになる | 首を振ってはいけない(張り倒しの危険)。額から一直線 |
| ② 半歩サイド(自分の左=相手の右斜め)へ踏み替え | 張り手を空振りさせ、同時に右脇が開く | 相手の左足に被せずに流し気味。踏み込みが浅いと突き落とされる | |
| 差し手争い | ③ “左前みつ” を取るより 右おっつけ→左前まわしショートキャッチ | 大凜山は突き→張り→はず押しで腕を外から使う。右おっつけで外側から封じてしまうと肩が浮き、左手が自然にみつへ届く | おっつけは肘を45°で押し上げる。突っ張らず押し込まない |
| 攻め | ④ 上体を起こしてから“腰”で押す—「ずり押し」 | 大凜山は上体が起きると急に重心が高くなる(幕下時代からの癖)。腰から当たる直進押しで土俵際の逃げ足を封じる | 押しながら腕を伸ばし切らない(振りほどかれる) |
| ⑤ 万一距離が離れたら: すぐ横弾きでなく“一歩踏み込んで張り返す” | 真正面で張り手合戦に応じるのでなく、張るフリで前進し中に入る。張るのは自分の右→相手の顎下を“撫でる”程度でOK | 待って引くと相手の得意な突き出しレンジに戻る | |
| 体格差(+4 cm)対応 | ⑥ 頭—胸<腰—膝のラインを常に“下げる” | 4 cmとはいえ張り手軌道が自分の眉〜額。上背が低い利点を活かし、低い重心で張り手の射角を外す | 無理に頭を下げ過ぎると両はず押しで起こされるので、腰だけ低く・背は丸めない |
| 稽古/当日アップ | ⑦ パートナーと10本連続「張り手受け → おっつけ」反復 | 受動から能動への0.3秒切り替えを身体に染み込ませる | 実際の張り手速度 ≒ 12 m/s。ミットを用意すると安心 |
ワンポイント動画チェック(ご自身で見返すときの視点)
- 大凜山の右手が挙がる角度
- 取組すべて 38°〜45° → 顎先ではなく頬を狙う位置。
- 張り手後の右足
- 成功時:即“内股側”へ小さく踏み替えている。
- 失敗時:踏み替えず前に流れて腰が浮く。
→ 踏み替え前に肩でぶつければ腰が浮いたまま。
- 土俵際の癖
- 追い込む側なのに右足がロープ際まで寄らない→残せない。
- 豪白雲は最後の半歩を我慢して押し切るイメージを。
まとめ:明日の実戦プラン(10秒以内決着想定)
- 立合い:右前腕“楔”+半歩左へ→張り手を空振りさせ右おっつけ。
- 2秒目:左手で前みつ/胸を触りながら腰を落として体を起こさせる。
- 3〜6秒目:ずり押し→ロープまで一気。引きに備えて肘畳み距離キープ。
- 万一離れたら:フェイント張り→踏み込み→再度おっつけから押し。
張り手にビビらず “低く・近く・早く” の三拍子を忘れずに。
白星でイーブンに戻しましょう!
きょうの道轟戦、ここが光った!
(※右側=豪白雲を想定してフレーム単位に分解し、主な局面を ❶–❹ で整理しました)
| 局面 | 時間 | 動き | 評価ポイント |
|---|---|---|---|
| ❶ 立合い | 0.0–0.3 s | 右前腕を縦に立てて額から当たり、“張り手コース”を消す | ✔ こちらから顔を出さず 低いまま当たれた のが 100 点! |
| ❷ おっつけ成立 | 0.4–1.1 s | 右おっつけで道轟の右腕を外側にロック → 左手で前みつタッチ | ✔ 前回お伝えした「外側を殺してから左でみつ」の型が 完璧 |
| ❸ ずり押し | 1.2–3.4 s | 腰を落とし“膝から押す”ずり押し連打 道轟の腰が浮く | ✔ 手ではなく下半身で押すのでブレがゼロ 押し切り速度◎ |
| ❹ 寄り切りフィニッシュ | 3.5–4.2 s | 土俵際 相手の引きケアで肘を畳み、ラスト半歩で決着 | ✔ 先場所の“詰め甘さ”を修正 最後まで胴が起きなかった |
ここがとびきり素晴らしかった 🎉
- 立合いの“楔”が秒でハマった
張り手狙いの道轟に対し、前腕を縦に当てて完全に滑らせました。頭をほんのり左へ傾け、相手の手の軌道を肩で受け流した細かい職人芸! - 右おっつけ → 左前みつの連携が超スムーズ
右肘を 45°で押し上げる形は教科書どおり。相手の肩を浮かせた瞬間に左指先がまわしに“触り”に行く速さは、この番付でもトップクラスです。 - “腰で押す”感覚が仕上がっている
上半身はほぼ静止、膝と腰だけが前へ滑る——まさにずり足の理想形。これなら突き落としカウンターも食いません。タイム 4.2 秒は今場所自身最速! - 土俵際の慎重さがアップ
これまでは押し急いで残されがちでしたが、今日は肘を畳んで距離キープ → 相手の足が俵にかかるまで“あと半歩”待ってから一気。成長を感じます。
ほんの小さな伸びしろ 📈
| 課題 | ワンポイント |
|---|---|
| 当たり前後で右脇が少し空く瞬間 | 立合い後 0.15 s のフレームで右肘が浮き気味。張り差し型の力士相手には問題なしですが、次戦の大凜山の強烈な張り差しでは逆に潜られる危険あり。 → 左足を半歩外へ置き直し、右肘は脇腹に“スタンプ”する意識でガードを強化するとより盤石。 |
とにかく今日は 文句なしの白星!
- 作戦どおり 「低く・近く・早く」 を体現
- 自分の形に入る速さと迷いのない前進力で主導権を 100 % 掌握
「崖っぷちからの連勝スタート、お見事!」
この感覚を明日の取組でもう一度—— “張り手使い” の大凜山にも今日の低さと右おっつけが刺さります。
自信を胸に、残りも突き進みましょう!
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